チラシは枚数よりも回数が重要

インパクトのある広告であっても、露出がなければ人々に伝わることはありません。また、一度の露出で全体の視聴者が目にするわけでもなく、一度目にしただけで購買欲を引き出せるわけでもありません。購入につながる要因や確率を高めるためには、

  • ◯頭の片隅に記憶される確率
  • ◯衝動的に購入に至る確率
  • ◯話題にのぼる確率
  • ◯クチコミが発生する確率

など購入に至る要因、確率そのものを高めていかなくてはなりません。

テレビや雑誌、チラシなど様々なメディアを介した手法はメディアミックスと呼ばれ、多方面で活用されていますが、これは、広告に接触するシーン(時間帯)を分散させることで投網式に消費者にアプローチするためです。

  • ・朝、学校や会社へ家族を見送った後に広告を見る
  • ・お昼の休み時間に広告を見る
  • ・夕方の買い物前に広告を見る

人によって購買欲に響く瞬間も生活スタイルもことなるため、このような広告接触シーンを分散させる手法が取られているのです。

新聞折込チラシやポスティングも、配布回数を増やすことでチラシを受け取るシーンを分散し、確率の底上げを図るのです。

頻繁な広告は信頼を築く

頻繁に目にする広告は、順調な売れ行きや多くの顧客支持をイメージさせます。このような印象は消費者の安心感に繋がり、商品や販売店の信頼性が高まります。
小売業やサービス業では、競合商品が多いため、信頼性が売り上げに大きく影響する。ライバル店が多いほど、サービス内容は均一化され、信用が重要な判断材料となる。消費者にとって、どの店で購入するか、どの商品を選ぶかという最終的な判断に、お店や商品の信頼性が大きく関わっています。

継続する広告はリピート率アップにつながる

ターゲットを考慮し、定期的かつ周期的に折込を行うことで、商品やお店への期待感と安心感が高まり、購入者の満足に繋がります。

  • 選んで良かったと感じてもらうことで、リピート率向上につながります。
  • 地域ブランドの確立やネームバリューの浸透を目指し、お店選びで「間違いない」

と信用されるイメージを植え付けます。

繰り返しチラシを打つ重要性

テレビCM同様、露出のメカニズムは新聞折込にも共通している。
どんなタイミングで認知し、何回目の接触で興味を抱くかは人によって異なります。

  • 露出を増やす事で確率そのものを高める。
  • 繰り返し接触する(チラシを見せる)事で注目や興味を抱くキッカケを増やす。

そして、その積み重ねが商品や店への信用(安心感、親近感)につながり、購入を決断した際の確固たる根拠になる。

重要なのは露出頻度(配布回数)

枚数が多ければ折込広告として成功かというと決してそんな事はありません。
確かに枚数に乗じて反響に結びつく例はありますが、これはむしろ広告主が他の広告媒体にも計画的な予算を投じ、メディアミックスによる相乗効果が生まれていると考えるのが自然でしょう。

要はいかに「露出頻度を多くするか」がポイントになります。
折込チラシの場合、いくら枚数を多くしても 1 日で全て撒ききってしまえば、1人のひとが目にする機会は 1度ということになります。しかし、1回の折込枚数を減らし、定期的に複数回の折込を繰り返せば、1人のひとは何回もチラシを目にする事になります。そうする事で結果的に多くの人が、Attention(注目)、Interest(興味)、の段階を経過し易くなります。そして、このプロセスは1社の折込チラシだけで構成しているわけではなく、他社のチラシや他の媒体で 展開した広告の影響も受けているのです。つまり、露出頻度(配布回数)を多くして、興味をもってチラシを見てもらう確率を上げる事が重要であるといえます。