新聞折込チラシにも使える集客術AISASプロセス
消費者が商品を認知してから購入へと至るまでの過程を、AISASモデルというプロセスに置き換えてご紹介いたします。インターネットの普及や情報伝達方法の変化を反映させたモデルであり、現代のマーケティング戦略に数多く適用されています。
A=Attention : 注目 (認知)。
I=Interest : 興味 (更に詳しく知りたくなる)。
S=Search : 探索 (情報収集)。
A=Action : 行動 (購入)。
S=Share : 共有 (評価や感想を伝える)。
例) スマホケースを購入する際の消費者プロセス
- 注目:SNSやチラシで美しいデザインのスマートフォンケースを目にする。
- 興味:そのケースが機能性も兼ね備えていると知り、詳細に興味を持つ。
- 探索:オンラインショップや口コミサイト等で情報収集を行う。使用感の良いレビューをチェック。どの販売店が最もお得な価格で取り扱っているかを調べる。
- 行動:購入を決定し、オンラインショップで注文する。
- 共有:商品が届いた後、SNSや口コミサイトに使用感や満足度を共有する。
注目、認知、Attention
まず、消費者に店舗や商品の存在を認知してもらうことから始まります。
消費者に商品やサービスの存在を知ってもらうことは、興味や購入につながる最初のステップです。チラシやSNS、ホームページを活用し、ターゲット層に最適化された情報を提供し注目を集めましょう。
この時ポイントとなるのは、 来店可能な見込客に必ず見てもらえる広告媒体は、圧倒的に「チラシ」であるという点です。
SNSで集客できない理由の多くはココです。来店可能な方に見てもらえていないケースがほとんどなのです。
興味、更に詳しく知りたくなる、Interest
チラシを見た方がより興味を抱きやすいよう、タイムリー(旬)な情報を取り入れましょう。
例えば、ロケーションも魅力のお店なら、この時期に見える景色や店舗近隣のフォトスポットなどを紹介するのも良いでしょう。消費者が興味を持ちやすい情報や、話題性のある商品を提供することで、更なる関心を引き出すことができます。
他店にも劣らない自店のオリジナリティをPRし、オンリーワンを消費者に伝えていきましょう。この積み重ねが後に競合優位性となり、確固たる来店理由となるのです。
探索、情報収集、Search
このタイミングでお店のSNSが大活躍します。過去に反響がなかったSNSを黒歴史などと言って簡単に削除してはいけません。どんなに些細な情報でも量が重要となります。 駐車場の有無、トイレの場所、予約の要否、ベビーカーでも大丈夫か、等々。お店の看板商品だけが検索されている訳ではありません。消費者が調べるワードは多岐にわたります。
どんなワードで調べても情報がHITするように、沢山の情報をネット上には残しておきましょう。購入や来店を検討する消費者が疑問や不安を解消できるよう、多くの情報をネット上に提供しておくことで自然と信頼性が高まります。
行動、購入、Action
来店や購入に至るまでのプロセスをスムーズに整えておく。 消費者が来店や購入を決意した後も、そこに至るまでのプロセスがスムーズでないと離脱して(諦めて)しまいます。
特にお店の場合は、
・店舗の営業時間
・定休日
・地図
・近隣駐車場の案内
・事前予約の要否
などは必ずチラシに載せるようにしましょう。
共有、評価や感想を伝える、Share
現代においてレビューは切り離せない要素となりました。
消費者が評価や感想を伝えるレビュー(購入後の共有)は、他の消費者への影響が大きいためとても重要です。良い評価や感想を書いてもらえれば、新たな顧客獲得にプラスとなります。
また、マイナス評価を書かれてしまった際の店舗側の対応(応答コメント)も重要な要素となります。そのような場合は、決して感情的にならず、冷静な対応を心掛けましょう。大手メーカーや百貨店の対応を参考にすると良いでしょう。
広告は、消費者が興味を持っている時に打ち出すのが最も効果的と言われています。
旬の時期に広告を用いて接触を図り、無駄なく集客へつなげる事が効率よく反響を伸ばすコツとなります。だまっていても売上が伸びる時こそ、消費者の関心が高い「旬」の時期と捉え、積極的な広告を展開しましょう。
予算に余裕がないときは、SNSでの発信でも問題ありません。 継続し続けルーティーンとなるよう心掛けてください。