人はくだらない

「人はくだらない」とは、消費者が行動を取る際に、下り方面から上り方面へ向かう傾向があるため「下ってはいかない」→「くだらない」と人の流れを表した言葉です。

この概念を具体的に説明するために、A駅とB駅の間にあるお店を例に挙げてみましょう。 A駅周辺は、大規模なショッピングモールや百貨店が揃い、賑わいを見せています。お店から見ると、A駅は上り方面、B駅は下り方面と位置づけられます。下り方面からやってくる人たちは、A駅に向かう途中に必ずお店の前を通りますが、上り方面の人たちは途中でA駅に立ち寄り、なかなかそのお店に行く機会がありません。 このような「人の流れ」はどの場所にも存在し、プロモーション活動や販売戦略には重要なポイントとなっています。成功への鍵は、「人の流れ」を把握し、上手に活用することにあるのです。

以上のことから、
・Ａ駅が阻害要因となり上り方面からの来客反応が弱い可能性がある。
・下り方面の居住者は斜線部分が通勤や買い出しの生活圏となっている可能性がある。
と考察し、チラシを配布する際には斜線部分を優先した配布となるようエリア選定を行います。